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業務マニュアルWeb化

介護・福祉業での事例

社内業務のマニュアルをWeb化

介護・福祉業では、日々の業務が多岐にわたり、スタッフの習熟度や業務の質を均一に保つことが求められます。しかし、紙のマニュアルや口頭での引き継ぎには課題が多く、「情報の更新が間に合わない」「新人スタッフの教育に時間がかかる」「現場で必要な情報をすぐに確認できない」といった声も少なくありません。

そこで近年、業務マニュアルのWeb化が注目されています。

マニュアルをWeb化することで、最新情報をリアルタイムで共有できるだけでなく、スマートフォンやタブレットから手軽に確認できるため、業務の効率化につながります。今回は、介護・福祉業の現場での具体的な事例をご紹介します。


「オムツ交換の手順」マニュアル

  • 課題:新人スタッフのオムツ交換の手技にばらつきがあり、利用者の肌トラブルが増えていた。
  • 導入:スマホで撮影した「正しいオムツ交換手順」の写真に簡単な説明文をつけ、テンプレートに貼るだけでマニュアルを作成。
  • 効果:ベテランスタッフがいない時間帯でも新人が正しい手順を確認できるようになった。それだけでなく、施設内で統一したケアが可能になり、肌トラブルが減少。スマホやタブレットで即時確認できるため、紙のマニュアルよりも実践しやすくなった。

「入浴介助のポイント」マニュアル

  • 課題:訪問介護の現場では、利用者ごとに介助方法が異なるため、新人ヘルパーが戸惑うことが多かった。
  • 導入:利用者ごとに「入浴時の注意点」をスマホで撮影し、短い説明をつけたWebマニュアルを作成。
  • 効果:ヘルパーは訪問前にスマホで利用者の介助方法を確認でき、スムーズなケアが可能に。事故防止につながり、利用者からの満足度向上。共有が簡単で、新人教育に活用している。

「夜勤業務の流れ」マニュアル

  • 課題:夜勤スタッフの業務手順が統一されておらず、引き継ぎミスが発生していた。
  • 導入:「巡視のタイミング」「ナースコール対応の流れ」「服薬確認のポイント」などを写真つきで整理し、Webマニュアル化。
  • 効果:夜勤未経験のスタッフでも、手順を確認しながら業務を遂行できるようになった。紙のマニュアルと違い、事務局側で最新情報に即時更新が可能になり、担当者やシフトが変わっても、誰でも同じ基準で業務を実施できるようになった。